コラム

ネットショップ成功の7原則とは? ~初心者でもネットショップの売上を伸ばすための実践コラム
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ASA
ECサイト
大上達生
オンラインショップ
連載第一回

当ECサイトの構築を行ったWEB担当者ASAが、水王舎より刊行された「2年で年商1億円を達成するネットショップ成功の7原則」を自ら実践して、サイトにメスを入れていく本企画。その全容をコラム形式で不定期連載してまいります。よろしくお願いいたします。

はじめに

本コラムをご覧いただいているみなさま、はじめまして。当サイトの自社開発を行っております、水王舎WEB担当者のASAと申します。

昨今のコロナ禍の影響も各所に出ている中、ついに当社でも自社運営のECサイトが2021年末より稼働を始めました。

とはいったものの、ECサイトの運営としてはまだまだ初心者ですので、何とか色々な情報を集めながらよりよいサイト構築をしていければと思っています。

そんな折、なんと自社からピッタリな書籍が2022年1月に発売されました!それがこちら!

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2年で年商1億円を達成する BtoC EC ネットショップ成功の7原則」!

この本を使って、当ECサイトに直接メスを入れ、実践形式でお伝えすることで、ECサイト運営に悩む方への力となりつつサイトのレベルアップも図ろうという魂胆なのです。

実際どれくらいの人がオンラインで買うの?

さて、コロナ禍でオンラインで買い物する人が増えたという話はよく耳にしますが、どれくらい増えたのか、実際の数字で見てみないことにはピンときませんね。

そこで困った時の総務省。ネットショッピングについての統計をしっかりと紹介してくれています。

出典 総務省統計局 家計消費状況調査 ネットショッピングの状況について

ポイントは真ん中の点線のグラフ、2020年の春ごろです。ちょうど一度目の緊急事態宣言が出たころを境に、グンと数値が伸びています。

また、こちらの統計局の記事、「新型コロナウイルス感染症で変わるネットショッピング」において世帯主の年齢階級別でネットショッピング利用世帯の割合の推移が紹介されていますが、30~50代の世帯主の家庭ではおよそ7割が、ネットショッピングを利用するとしています。

出典 新型コロナウイルス感染症で変わるネットショッピング

もはやここまで来ると、オンラインショップを開かない理由はないです。

ネットショップ成功の7原則

imagesさて、先に紹介した「2年で年商1億円を達成する BtoC EC ネットショップ成功の7原則」ですが、気になるのがこの「成功の7原則」ですよね!

こちらは本の裏表紙にも記載されていますが、以下の7項目を原則としてくくっています。

① ブランドになる「コンセプト設定」

imagesどんなお客様をターゲットとして、どんな価値を提供するのか、といったような、明確なコンセプトが大事になります。

本書ではコンセプト設定の大切さや、どんなコンセプトを決めればよいかが詳しく紹介されています。

② 実現する「目標設定」

imagesどんな商売でもそうですが、やはり大きな達成目標をたてることで、さらに細かい目標や指標がみつかってくるものです。リアル店舗でもネット店舗でも、事業としては同じことですね。

本書ではECビジネスの基本公式や目標設定の取り方を詳しく紹介しています。

③ 売れる「販売」施策

images実際のお店でも、お客様が購入するまでに「興味がある」「欲しい」「買う」という段階があります。まず「興味」を持ってもらうためには何が必要なのでしょうか?

ECに15年以上関わり続けてきた著者の経験を活かした項目が紹介されています。

④ 効果のある「集客」対策

images集客をするには、まずはお客様目線で物事を見ることができるかがカギになってきます。

本項目については、SNSやSEO対策、広告についてなど、集客に直結する内容を具体例を交えて紹介しています。

⑤ 見える化する「サイト分析」

imagesそろばんや帳簿を夜遅くまで見る必要はありません。インターネットでできるからこそ、サイト分析ツールも活用ができます。データ収集はパソコンに任せてしまいましょう。

さらに本書ではサイト分析に必要不可欠な「Googleアナリティクス」を用いたECサイト運営について、詳しく紹介しています。

⑥ 顧客単価を上げる「リピート率」

imagesお店に来てくれた方が「ファン」になってくれることは、お店にとってはうれしいことです。多くのお客様にリピーターになってもらうことが、売り上げアップにもつながります。

本書でも「3か月以内にもう一度書てもらうには?」「お客様の役に立つクロスセルを提案しよう」といった内容が盛り込まれています。

⑦ 感動を与える「商品・物流」施策

imagesお客様に「買ってよかった」と思ってもらえることは店舗運営をするうえでも一番大切なことと言えます。一人一人に感動を味わってもらうことが、いずれ大きな流れを生み出します。

よいお客様と長期的な関係を築くためのノウハウが詰まっています。

コンセプトの設定を見直してみよう

執筆時、サイト開設からおおよそ二か月弱ですが、コンセプト設定といわれると実際そんなことはした記憶がありませんでした。あくまでもコンセプトは「水王舎のオンラインショップ」でしかなく、正直コンセプトが広すぎました。そこにさらに具体的なコンセプトとなると、うーん、一人では決めきれない。

そこで、社内の議題で少し持ち出し、コンセプトを決めるための会議を開催しました。

● 改めて感じる「広すぎるターゲット」

images今回会議に参加したのは、営業や企画を含めた5名の社員。そんな中まず出たのは、水王舎オンラインショップで取り扱う商品は「学習参考書」「音声講座」「一般書籍」など多岐にわたるため、ターゲットが広すぎて絞れないという意見です。出版社である以上しかたないのかもしれませんが、出版している本全体でみると一つのターゲットに絞ることができませんでした。

それぞれのシリーズには確かに明確なターゲットが存在しますが、ECサイト全体で取り扱う商品としては、どれか一つにターゲットを絞ると、それ以外がおざなりになってしまうのでは、という気持ちがどうしてもででしまうのです。

● コンセプト設定と取扱商品

ここで気づいたのは、水王舎で出版している書籍の各シリーズごとに見てみると、それぞれ明確なターゲットが存在するということです。

今回水王舎では、「水王舎」の「オンラインショップ」というスタートでECサイトを構築しているため、明確なコンセプトを決めるのが難しいという状態になっていますが、逆に言えばこれらの各シリーズをブランド化し、そのブランドのためのECサイトを後々作ることでこれはクリアになるのです。

確かに、水王舎よりさらに大きな出版社さんの運営するオンラインショップは、例えば「週刊●●のマンガ」や刊行している雑誌そのものがブランドだったりと、それだけで強力な「コンセプト」といえたりします。そして会社として運営するオンラインショップは一つだけでなく、複数あってもよいのです。

「幼児向けドリル専門店」

「音声講座専門サイト」

といったように、水王舎オンラインショップもいずれそういった形で、シリーズごとのブランド力にあわせて、ECサイト化する時が来るのだと感じました。

● 水王舎オンラインショップ「SHIP」の出した答え

images今回の結論として、「コンセプトは難しい」というものでしたが、それに近いものとして「キャッチコピー」を入れるのは大いにありですねという話になりました。

「水王舎」を知らない方や、商品検索でお越しいただいた方に、このECサイトではどんな商品を取り扱っているのかな?というイメージをお伝えするにも、キャッチコピーは全体の雰囲気の統一だったり、サイトの軸を持つうえでも必要だと感じました。

そこで、水王舎がかつてより使用している「コトバノチカラ。」というキャッチコピーを引用し、以下のキャッチコピーを設定しました!

コトバノチカラでみらいをひらく。

今後はこのキャッチコピーをサイトのイメージとして、サイト運営していこうと思います。

おわりに

ネットショップ成功の7原則ということで始めた本コラムですが、いきなり原則①で大きな気付きをもたらされました。

確かにリアルな店舗でも、コンセプトが決まっているお店ほどお客さんへのイメージ伝達などもスムーズで、ほしいものが見つかったり、ついでにこれも!みたいなものも見つかったりするものです。

何を売ってるかわからないお店でも、掘り出し物などがあったりするかもしれませんが、一見さんには敷居が高かったり、わかりにくかったりすることのほうが多いですね。

次回は原則②である『実現する「目標設定」』を題材に、進めていきたいと思います。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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